A.葬儀費用
① 祭壇料金
一般的には白木祭壇の事をいいます。葬儀場では常設されている祭壇のことです。自宅葬では広さに合わせた祭壇を持込設営します。購入料金ではなく使用するためのリース料金と考えるとよいでしょう。最近は「花祭壇」と言って白木祭壇を飾らず、花だけで祭壇を作ることも多いです。その際の土台は骨組みだけなので本来であれば料金はかからないのが一般的です。(注:設営費が発生する場合があります。)
白木祭壇・花祭壇・近代祭壇・キャンドル祭壇・キリスト式祭壇・神式祭壇など多様に種類があります。(各葬儀社のコンセプト等で用意が異なります)
ライフサポートもみじ会館では祭壇料金は無料です。
② 祭壇生花
祭壇の上に飾る生花のこと。祭壇料金に含まれる場合もあるがどの程度のボリュームの花かを確認する必要があります。実際にお花を切花として購入する場合よりはボリュームは少ないです。技術職として経験を積んだものだけが装飾することでの技術料(デザイン料)などが含まれるからです。(他には花を挿す土台[オアシス]等の資材も含まれます)自社で生花部がない場合は他社の花屋に委託するので、さらにボリュームが減る可能性があるので確認が必要です。
ライフサポートもみじ会館では自社生花部がございます。
③ お棺(おかん)お柩(おひつぎ)
亡くなられた故人様をお納めする箱の事です。
使用していないときは「お棺」使用しているときは「お柩」となります。
以前は故人様が三途の川を渡る際の舟と考えられていました。種類と価格も様々です。
プリント棺(8万円)→桐棺(10万円)→布貼棺(12万円)→高級布貼棺(20-30万円)→彫刻棺(15-30万円)→手彫彫刻棺(50-100万円)の順で価格が高くなります。(金額は一般的な葬儀社の価格です)セットプランや会員システムに含まれているお棺がどのクラスのものか確認するとよいでしょう。
最近は背の高い方も増えてきております。寝ているときの足先の長さまで計算するとスタンダード棺は身長170cmでぎりぎりになります。ゆっくり寝かせてあげたい方や170cm以上の方はロングサイズのお棺が必要となります。ワイドサイズもあります。
お値段も葬儀社各社で設定が違いますので確認しましょう。
宗教ごとに違うお柩に掛ける棺掛物一式はお棺代金に含まれるのが一般的です。
ライフサポートもみじ会館ではスタンダード布貼棺がプランに含まれております。
④ 搬送布団(故人様専用布団)
病院にお迎えに上がる際に故人様を御包みする白い布団セットです。自宅や斎場に到着後、敷布団にそのまま寝かせることができます。
自宅に連れて帰る時は敷布団だけのご準備で大丈夫です。
葬儀社プランには通常、お棺代金に含まれている商品です。
ライフサポートもみじ会館ではプランに含まれております。
⑤ 御骨壺(おこつつぼ)
故人様のお骨を火葬後に納める壺の事です。福岡地方では5寸サイズ(直径15cm)の白壺が一般的です。これは福岡地方のお墓の内部サイズに起因します。(関東地方は全てのお骨を収める習慣があり、7寸サイズを使用します)
全身のお骨の収骨はできません。部分的に収骨した後、残ったお骨は各火葬場で供養されます。供養先が変わることもありますので知りたい場合は各自治体か火葬場に確認しましょう。また宗教上の理由などにより収骨しない選択も可能です。その際、御骨壺は使用しません。篠栗町にある南蔵院では宗派問わずお骨の受け入れをしており、人気が高いようです。南蔵院ではお骨壺サイズは4寸に決まっているようです。
通常どの葬儀社でも御骨壺はプランに含まれております。
プリント絵柄やデザイン壺、有田焼・九谷焼などの職人が手掛ける御骨壺もございます。
ライフサポートもみじ会館ではプランには白壺が含まれており、その他、各種御骨壺をご用意しております。
⑥ 御位牌(おいはい)
仏教における仏弟子となった仏名を記す白木の位牌です。白木の位牌は49日まで使用します。49日後は黒塗りの位牌や唐木位牌、過去帳などに魂を移し仏壇内で祀ります。浄土真宗では位牌を用いず法名軸という掛け軸タイプを位牌の代わりとして使用する場合もあります。白木位牌を2本使用する場合もあり、1本はお寺様が持ち帰って供養したり、お棺の中に入れて一緒に火葬したりします。神式ではお位牌の代わりに霊璽(れいじ)を使用します。
ライフサポートもみじ会館では直葬以外のプランには白木位牌が含まれております。
⑦ 寝台車
ご納棺してない故人様を移動する際に使用するストレッチャー対応車両の事です。病院でお亡くなりの場合、自宅や斎場まで移動する際に使用します。寝台車料金も通常は料金プランに含まれます。多くの葬儀社では距離制で10㎞までの料金が含まれていますが実車距離ではなく車庫からの距離計算なので追加になることが多いです。
ライフサポートもみじ会館では福岡県内追加料金なしでプランに含まれております。
⑧ 霊柩車
ご納棺された故人様を火葬場へお連れする際の車両のことです。昔は宮型霊柩車と言って宮殿のような屋根を乗せた霊柩車が主流でしたが、今は洋型霊柩車と言って革張りの霊柩車が主流です。国産のクラウン(2名乗)からリムジン(4名乗)まであり、葬儀社によってラインナップは異なります。また最近は低価格な普通車タイプの霊柩車もあります。(外装はそのまま。見た目は霊柩車とわかりません)通常は葬儀プランに含まれているものですが、どのタイプの車両が含まれているかを確認しましょう。
互助会プラン等では「○○円まで含まれます」や「基本料金内」と記載していることが多いです。その時は必ず追加があります。
ライフサポートもみじ会館では普通車タイプの霊柩車が福岡県内追加料金なしで含まれております。
⑨ 遺影写真
故人の生前の姿を写した写真です。葬儀の時には祭壇に飾り、自宅に戻ったら床の間の上位に祀ることが多いです。今の主流はカラー写真ですが、一部の互助会では会員プランに白黒、カラーにすると追加オプションになる場合もあるようです。また、額縁のオプションもあります。最近は生前にご自身の遺影写真を作成される方もいらっしゃいます。事前に写りが大きな写真かデータでのご準備をお勧めいたします。
仏壇用の小さな写真額(L版・A5サイズ)が用意されている会社もあります。
ライフサポートもみじ会館ではカラー写真が直葬以外のプランに含まれております。
⑩ ご納棺お手伝い(白装束付)
故人様をご納棺する時の奉仕料金です。通常、白装束も含まれます。この場合、葬儀社スタッフの手で行います。白装束の手甲・脚絆・足袋はご家族と一緒に身に着けて着物は上からかけてあげるのが一般的です。特別な死化粧や着物の着付けまでは行いません。葬儀社によっては「御納棺奉仕」「仏衣一式」「旅装具一式」など名称が違いますので確認をしましょう。
ライフサポートもみじ会館では白装束もご納棺奉仕も含まれております。
⑪ サービススタッフ料金
葬儀での総担当者・司会者・誘導スタッフ・警備スタッフの事を主に言います。詳しく対応するスタッフの内訳を記載している会社はほとんどございません。プロの司会者も存在しますし、人が動けば確実に人件費が発生します。
この項目はよく確認をしましょう。
ライフサポートもみじ会館では家族葬プランでは兼任もありますが司会や誘導まで含まれております。担当者が司会を行います。人数が多くなるようでしたら合わせて警備やスタッフを配置しますので追加の人件費がかかる場合があります。
⑫ お参り道具一式(線香ローソク)
お葬式をする際に仏教を中心に必要となる線香やローソク、焼香設備などが自宅用・斎場用と準備されます。主にどこの葬儀社でもこの商品は含まれています。葬儀社では「枕飾り」と呼ばれることが多いようです。枕飾りには仏具を乗せる白木経机も含まれることが多いようです。
ライフサポートもみじ会館では線香ローソク及び経机・焼香設備が含まれております。
⑬ ドライアイス
故人様の御身体を悪くしないように使用する商品です。ダイオキシンなどの問題もありますが、確実に目の前でも保存できるドライアイスが今でも広く使用されています。通常お亡くなりになられてすぐに1回、その日の夕方もしくは夜に追加で1回の合計2回使用することが多いです。24時間は火葬ができませんので最短でも火葬まで1.5日かかるためです。葬儀社プランにも含まれているのが普通です。
夏場などの暑い時期は融けるのも早いので追加になることがあります。ドライアイス料金は葬儀社によって5,000円~12,000円くらいまでの開きがあります。
ライフサポートもみじ会館では直葬は1回、その他の家族葬プランは2回含まれております。
⑭ 役所手続き
病院の医師より発行された「死亡診断書」と一緒に死亡届として役所の戸籍課に提出しなければいけません。この手続きを行うことで、住民登録の抹消と火葬許可申請となります。火葬許可証が発行されないと火葬ができません。手続きができるのは死亡地・故人の本籍地・届出人の住所地の役所です。お客様には死亡診断書の受取、届出人様の認めの印鑑をご準備いただければ、葬儀社がサービスで行うのが一般的です。
ライフサポートもみじ会館では役所手続きは全てスタッフで代行しております。
⑮ 祭壇供物(落雁・果物)
祭壇を飾る際にお供えする商品です。果物や落雁で準備されることが多いです。仏教式や神式以外ではお供えしないこともあります。
葬儀社によって準備される内容は違うようですので確認が必要です。
果物にはグレードがあり、追加費用が必要な時もあるようです。
ライフサポートもみじ会館では落雁タイプでご用意しております。果物をご希望の際はお好きな果物を購入していただき祭壇に飾らせていただきます。
⑯ 受付備品セット
会葬者を招く際に記帳する芳名帳や筆記用具その他、葬儀に際して必要な書類関係をまとめたセットです。備品に関しては各葬儀社が所有しているものを使用します。今はあまり使われなくなった「忌中紙」「還浄紙」もあります。また「メモリアルコーナー」といって生前のお写真を拡大して飾って会葬者に偲んでいただくスペースを作ることもあります。葬儀社によっては追加料金が発生しますので確認して下さい。
ライフサポートもみじ会館では受付セットはもちろんメモリアルコーナーも無償でご準備させていただきます。事前にお写真等ご準備ください。
⑰ 会場使用料金
葬儀場・斎場を使用する場合の利用料金です。遺族親族様が泊まられる控室、通夜や葬儀を行う式場の料金が含まれるのが普通ですが、葬儀社によっては、葬儀会場は含むが通夜会場は含まれていなかったり、「○○万円まで含む」と限定されていたり食事会場も別料金となって追加料金が多く発生する項目の一つです。事前に確認する必要があります。そして通常会場には音響照明設備が付属されているものですが、別項目でサービス商品としてお得感を出している葬儀社もあるようです。
ライフサポートもみじ会館では1泊2日のすべての使用料金が含まれております。
日程が延びる際の連泊では追加が発生しますが、極力負担をかけない安置室のご提案も可能です。
⑱ 自宅祭壇
火葬後、自宅に連れ帰ったお骨や遺影写真、お位牌を祀り、供養するための簡易的な祭壇です。紙製の祭壇から木製の祭壇まで様々あります。大きさも様々です。自宅のスペースを確認して相談するとよいでしょう。必ず祭壇がないといけないわけではありません。仏壇の前などにスペースがあれば、そこを活用しても大丈夫です。リースが基本で49日後に片づけます。プランに含まれずに有料の場合が多いです。
ライフサポートもみじ会館では家族葬プランに厚紙製の祭壇を無料で差し上げております。
⑲ 火葬料金
火葬場で火葬するために必要な料金です。火葬場は故人様の住んでいた住所地で決まります。そこでは市民料金として火葬できますが、遠方でのお亡くなりで住んでいない地域で火葬する場合は区域外料金として高額になります。福岡市近郊では区域内は2万円、区域外で6万から9万ほどかかります。どの葬儀社も火葬料金の負担はしません。ご遺族様の準備が必須です。
ライフサポートもみじ会館では火葬料金の立替えをしております。ご安心ください。
⑳ 供花
故人様にお供えするお花です。スタンド形式や胡蝶蘭などの鉢物もあります。
その他には花束や直葬用に切花のみの「お別れ花」もあります。どの葬儀社でもオプションとして準備しています。胡蝶蘭などは葬儀社によって金額の差異が大きいです。
ライフサポートもみじ会館では直営の生花店より良質な生花を低価格で提供しています。
㉑ 湯灌の儀(ゆかんのぎ)
故人様を納棺する前にお風呂に入れてあげお身体を清める儀式の事です。お亡くなり前にお風呂に入れなかった方やお風呂好きだった方、最後は綺麗に身支度してお別れしたい方にお勧めです。洗髪からお化粧、傷口処置等まで行うので皆様に喜ばれます。映画「おくりびと」のようなイメージです。どの葬儀社でもオプション料金です。8万円から15万円ほどの費用がかかります。
ライフサポートもみじ会館では6万円で提供しており、部分的な湯灌も3万円前後で提供しております。
㉒ 貸布団
通夜の夜に遺族親族が泊まる際の貸布団料金です。控室料金に含まれる葬儀社と含まれない葬儀社がありますので確認が必要です。価格としては3000円前後が一般的です。
ライフサポートもみじ会館では部屋の大きさにより2.3組が含まれております。
㉓ マイクロバス
火葬場に行く際に遺族親族を乗せていくバスの事です。ほとんどの葬儀社が外注なのでオプション料金です。25名乗りの中型バスで平均4.5万円です。
最近は少数の家族葬が多くなり、火葬後、そのまま帰宅するケースも増えたため自家用車を使用される方が増えております。
ライフサポートもみじ会館でもご希望によりチャーターしております。
㉔ 初七日使用料金
葬儀当日に繰り上げて初七日を行うケースが増えており、火葬後に葬儀場に戻って会場を使用する場合に発生します。葬儀社にとっては次の利用者様を受け入れられないのでその分のご負担です。最近はお寺様のご承諾にもよりますが葬儀式の中で初七日法要までして出棺する方法(式中初七日)や、火葬後は寺院で法要を行うことで葬儀費用を抑える方法もあります。
ライフサポートもみじ会館では式中初七日を推奨しております。
㉕ 幕類一式
自宅葬が主流だった昔は、白幕を張って式場を作っていたことからくる商品です。今は葬儀場ですべてが備え付けなので使用する機会は少ないです。互助会では会員プランに含まれている場合がありますが不要な商品と考えてよいでしょう。
自宅葬を行うのであれば必要ですが、それも設営費等に含まれてよいと考えられます。
ライフサポートもみじ会館ではもちろん必要分が含まれております。
㉖ 寺院控室
宗教者専用の控室です。通常は葬儀社サービスで準備いたします。
ライフサポートもみじ会館でも無料で使用できます。